路上の羊

聖書の通読に挑戦中

聖書の選択に迷う

細々と手元にあるギデオン協会の新約聖書を読みはじめている。ただ、聖書の通読は旧約から始めるのがよいと思うので、きちんと新旧約聖書を買っておきたいところだ。

ただ聖書を買うときに悩むのは、どの翻訳のバージョンを選ぶかということだ。聖書に触れたことのある人には常識的なことだろうが、キリスト教徒が用いる聖書の日本語訳として代表的なものに「口語訳」「新改訳」「新共同訳」の3種類の翻訳がある。そしてこれらの訳について言及した記事を探してみると、どの翻訳版でも賛否両論あり、初学者には何が適当なのか全くわからない。

たいていのキリスト教徒の初学者は、所属している教会が礼拝に採用している翻訳を選択するのであろう。しかし、私のような特にどこの教会にも属していない人間は自分自身で決定しなければならない。 実に悩ましい。

いまのところキリスト教徒ではないので、実質教養として読むということなのであれば、岩波文庫版でもよいのではないかという意見もあるだろうけれども、やはりそれには抵抗がある。やはりどこか自分なりの信仰を掴みたいという思いながら聖書を読んでいるのだろうと思う。

今のところはカトリックとプロテスタントが協働で翻訳した新共同訳を選ぼうとは思っている。でも新共同訳聖書に対する批判のウェブページをみると、どうしようかとまた悩む。