信じるという気持が、日常の中の私の心の多くを占めるようになった。それまでの私は、常に自分に対する疑いと失望で満ちていた。私は心のなかで常に自分自身を否定する仮想上の存在を造り上げて、自分の心を常に虐めていた。怒りによって自分自身をコントロ…
出エジプト記に進んだ。ヤコブとヨセフの時代は去り、アブラハムの家系についてエジプト人は忘れていった。エジプトにはアブラハムの血筋の者たちが増え、しだいにエジプト人は彼らを厭うようになった。モーセはもともとアブラハムの血筋の子であり、迫害さ…
noraderottaさんの読書メーター 読書メーターにて、キリスト教関係の書籍の読書日記をはじめる。簡単なメモなどはこちらに書いておく予定。本ブログではもっと自分の感情や思考について書くようにしたい。最近は聖書通読だけになりがちなので….....
今日で創世記の通読が完了した。最後は死につつあるヤコブにヨセフが会いに行く話。ヤコブの、生きているうちにヨセフに会うことはないと思っていたのに、いまや孫にまで会えて嬉しいと言う場面には、アブラハムの家系の長い物語を想起させて胸に来る。聖書…
告白 上 (岩波文庫 青 805-1)作者: アウグスティヌス,服部英次郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/06/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (36件) を見る 告白 (下) (岩波文庫)作者: アウグスティヌス,服部英次郎出版社/メ…
創世記42-43ではヨセフの兄達が父ヤコブを説得して弟のベニヤミンを連れてヨセフに会いに行く。末の弟に再開したヨセフは思わず泣き、ベニヤミンに多くの食べ物を振る舞う。このあたりの描写が切ない。ヨセフの物語はどこまでも寂しい。マタイ13章24-43では…
いままでほぼ毎日、聖書通読の状況および内容要約・感想をブログに書いていたが、さすがにそこまでしていると日常に支障が出始めた。そのため、今後は聖書通読の箇所と1〜3行程度のコメントに内容を留めておくことにする。それ以上何かを語りたいときには、…
創世記:41 創世記41章では、ファラオが夢をみるところから始まる。ファラオはまず、7頭の牛が7頭の醜い別の牛に飲み込まれるという奇妙な夢をみる。そののち、7本の麦のたわわに実る穂が7本の実のない穂に飲み込まれるという夢をみる。この夢の解釈がどうし…
創世記38-40 創世記38章ではヨセフの兄ユダのエピソードが唐突に挿入されている。ユダはシュアという妻と結婚し、エルとオナンとシェラという3人の息子を得る。そして、エルはタマルという嫁を得るのだが、「主の意に反したので、主は彼を殺さ」れてしまう。…
創世記:36-37 創世記36章ではエサウの系譜についてしばらく説明が続く。その後、ヤコブの息子ヨセフのエピソードがはじまる。 ヨセフはヤコブが年老いてから生まれた子供であるため特別に愛されていた。しかしヨセフは、兄や両親がヨセフにいつかひれ伏す(=…
今後は旧約と新約で見出しを立てて独立に文章を書くことにする。なお、今日以降の聖書通読は、聖書通読表に従って進行している。 創世記:34-35 ヤコブの娘ディナが辱められ、息子たちが復讐する話である。33章までのヤコブとエサウの感動の再開話とは打って…
先日紹介した聖書通読表に従って、今日から新約聖書の通読も旧約と同時並行して行うこととする。 創世記32-33章は、ヤコブが兄エサウのもとへと帰還するまでの話が書かれている。途中でヤコブは真夜中に何者かに襲われ、格闘することになる。実はその格闘し…
しばらく聖書の通読を自己流で行っている。しかし自己流なのでこういうやり方で良いのかが不安になる。そこで聖書を通読するための指南サイトがないかを平行して探してみたら、以下のサイトがあった。 聖書通読表 聖書を通読するためのガイドや通読表が配布…
創世記の30章から31章までを読む。家から出たヤコブがラバンという男と出会い、そこでラケルという女性に出会い、ラバンのもとで働くことを条件に妻とすることになる。しかし、ラバンはラケルの姉のレアをさきに結婚させたかったためにヤコブを騙し、さきに…
今日は創世記の20章から29章まで読み進めた。アブラハム・イサク・ヤコブの3代に渡る物語がメイン。この辺りではしきりに、妻が美しすぎて自分が殺されてしまうのではないかと恐れ、妻を妹として他国に入ってはいざこざが起きて追い出されるという描写が登場…
今日から聖書の通読を始めることとする。創世記のエピソードには馴染みがあるので、一度読み始めるとすらすらと読める。19章までのエピソードは天地創造からはじまり、楽園追放、カインとアベル、ノアの方舟、バベルの塔、そしてソドムの滅亡などの有名エピ…
先日、聖書の選択に迷っているという記事を書いたが、結局のところ新共同訳聖書にすることにした。理由は単純で、新改訳聖書が手を伸ばせるところにあることに気がつき、それならば別の翻訳版を持っていたほうがいいだろうと思ったからである*1。 翻訳は新共…
アウグスティヌスの『告白』上巻を先日読み終えた。 告白 上 (岩波文庫 青 805-1)作者: アウグスティヌス,服部英次郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/06/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (36件) を見る 上巻はアウグス…
細々と手元にあるギデオン協会の新約聖書を読みはじめている。ただ、聖書の通読は旧約から始めるのがよいと思うので、きちんと新旧約聖書を買っておきたいところだ。 ただ聖書を買うときに悩むのは、どの翻訳のバージョンを選ぶかということだ。聖書に触れた…
善がわからない - 反社会的な中学生 善悪について上手く語れる気がしないので、リンク先の人にならって思うままに書いてみる。たぶんリンク先の人の回答にはまるでなっていない。あくまでも自分が同じ心境に駆られる時のことを考えてみた。 自分のすることが…
Who Are The Quakers? - ???? アメリカの無教会の流れを組むクエーカーのまとめ - NAVER まとめ クエーカー①|新時代のキリスト教 クエーカー②|新時代のキリスト教 クエーカー③ジョージ・フォックス|新時代のキリスト教 「クエーカー(フレンズ)」(『なんで…
わたしの魂よ、むなしいものとなるな。あなたのむなしい騒ぎで心の耳をふさぐな。おまえもきけ、みことばそのものがおまえに立ち帰れと叫んでおられる。愛そのものが見捨てられないところに、そこに乱されない休息の場所がある。 『告白 上 (岩波文庫 青 805…
「ブログはじめたいなと思ってます、アドバイスください」 - インターネットもぐもぐ 一番大事なのは「自分が当たり前だと思っていることこそ丁寧に書く」、だと思います。とにかく個人的なことを、地に足をつけて書く、それに尽きる。有名人でも専門家でも…
「書くことは祈りの形式である」という言葉をきいたことがある。祈りの行為という意味では、アウグスティヌスの『告白』は最も純粋な著作だろう。 告白 上 (岩波文庫 青 805-1)作者: アウグスティヌス,服部英次郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/06/1…
遠藤周作の『沈黙』を読む。 沈黙 (新潮文庫)作者: 遠藤周作出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/10/19メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 337回この商品を含むブログ (226件) を見る 本書は江戸時代の日本にたどり着いた宣教師ロドリゴが、苦しい生活を強…
増田(はてな匿名ダイアリー)で書いていた、宗教関連書についての読書日記を、はてなブログに引き上げた。当初は宗教という話しづらいテーマについての記事は増田との親和性があるかなと思ったのだけれども、書いてみるとやはり場違い感が強かった。 現状の増…
『路上の人』つながりでキリスト教関係の書を読んでいる。今回取り上げるのは『パウロ (センチュリーブックス 人と思想 63)』。 パウロ (センチュリーブックス 人と思想 63) 作者: 八木誠一 出版社/メーカー: 清水書院 発売日: 2000 メディア: 単行本 この商…
堀田善衞の小説『路上の人』 を読んだ。 路上の人 作者: 堀田善衞 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2004/02/17 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 138回 この商品を含むブログ (7件) を見る 13世紀のヨーロッパが舞台で、カタリ派と呼ばれるキリスト…